このブログを書いている人

山に登り、沢に入り、安曇野へ

JMIA登山インストラクター。

山を始めたのは、決して早くありません。
それなのに、気がつけば山に登り、岩を登り、沢に入り、野宿をし、持ち物はだいたい焚火くさい。

ピークを踏むことよりも、そこへ至るまでの過程が好きです。
沢を歩き、焚火を囲み、酒を飲み、仲間とくだらないことで笑っているうちに、いつの間にか人生のずいぶん大きな部分を山で過ごすようになりました。

そして、山の近くで暮らしたいと思うようになり、安曇野への移住を決意。
普通なら、まず会社に異動できるか相談するところでしょう。

私は先に、東京のマンションを売却して、安曇野の家を買いました。

そのあとで会社に異動を願い出て、無事に安曇野へ移住。
さらに数年後には会社も辞め、とうとう曜日を気にしない生活になりました。

このブログでは、山や沢、野営、道具、料理、安曇野での暮らしなど、実際に経験したことを中心に書いています。

振り返ってみれば、人生の転機というものは、案外そのときには分からないものです。
ただ面白そうなほうへ進んできただけなのに、気がつけばずいぶん遠くまで来ました。

以下、そんな私のこれまでを年表にしてみました。

私の年表(抜粋)

2016年

2月
鍋割山でステーキを食べる。

2017年


2月
塔ノ岳すき焼き山行。道中、「すき焼きって、もっと楽に食べられないの?」という身もふたもない発言が飛び出す。

11月
午後から金峰山に登って山頂で日没し、怖い思いをして山にのめり込む。

2018年

1月
仕事の取引先の人と一緒に、鳳凰山で冬のテント泊を経験する。まだ自分のテントは持っておらず、その人のテントにお邪魔した。

2月
ひとりで冬の八ヶ岳(権現岳)に挑み、山頂でカップラーメンを食べたら、すぐに冷めて食えたものではなかった。

5月
GWに、正月の鳳凰三山でピークを踏んでいなかった薬師ヶ岳へ、同メンバーでテント泊山行。雨の北岳でテント泊をした話を自慢げにされて、「だいたいの経験はしてるからね~(ドヤ顔)」にイラっとし、「なんだよ、雨でテン泊したらえらいのかよ」と、後日わざわざ雨の日を狙って瑞牆山のふもとでテン泊をする。

5月
初めて自分のテントで、ソロで泊まった富士見平小屋。夜のトイレはこわくて、後ろを振り向けず。

8月
奥穂高岳~北穂高岳を、テントで二泊三日の縦走。なんか自分が登山上級者になったような錯覚を覚える。

2019年

1月
年末年始は、テント泊で甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、木曽駒ケ岳をうろつく。

6月
残雪の燕岳でテント泊をした際に、マットに穴が開いて空気がもれて、眠れぬ寒い一夜を過ごす。

10月
折立から薬師岳へ、冷たい雨の中、ずぶぬれで登る。翌朝は地面が凍っていた。このころから黒部源流に魅かれ始める。

12月
初めてのバリエーションルート、星穴岳にて懸垂下降をし、なんかクライマーの仲間入りをした気になる。

12月
単身屋久島へ飛び、宮之浦岳へ登る。途中、ひげもじゃカナダ人と友達になり、デスヴォイスで歌うドラゴンボールを聴かされる。

2020年

6月
毒水沢で初めての沢登り。沢をやらないなんて人生損してた、ということに気づき愕然とする。

8月
ホラ貝のゴルジュで有名な釜ノ沢を遡行、初めての沢泊。

8月
夏休みは黒部源流5日間。薬師沢小屋の前を、「やまとけいこさんいないかな・・・」と、通り過ぎるだけ。

2021年


1月
醤油樽の滝でアイスクライミング。この頃今の仲間と出会った。

3月
雪の五竜岳にひとりで行き、雪洞泊で熱燗を楽しむ。

10月
勤続10年のボーナス休暇の一部を使って4泊5日北アルプス縦走中、大キレットで暴風雨に殴られながら槍ヶ岳~穂高岳山荘へ歩く。当分、穂高なんか見たくないと、心折れる。

11月
もう寒いのに、それでも沢登り。もうだいぶ、おかしくなってきた。

2022年


1月
冬季バリエーションの入門、阿弥陀北稜へ。夜は毎度のごとく、赤岳鉱泉で「明かりはぼんやり~」とか言いながらへべれけ。

7月
赤木沢のつもりが、天候悪くて「飲みに行った岳」になった薬師沢小屋で、念願のやまとけいこさんに出会い、一緒に盃を酌み交わす。そしてけいこにプロポーズ。

8月
赤木沢へ再挑戦。その美しさにコテンパンにやられて、「沢やんねーやつはバカだ!」という名言爆誕。

9月
前穂北尾根。山頂で日没し、パタゴニアのロゴみたいな夕焼けを見る。上高地から沢渡駐車場まで歩く羽目になり、行動時間25時間。眠さで幻覚を見ながら歩く。

2023年

3月
もはや年中行事となった五竜岳での雪洞泊が、イグルー泊へとなったものの、天気があまりによくて気持ちよかったため、2時間かけて作ったイグルーの外で寝る。翌日は二日酔いの雰囲気が蔓延しており、山頂へのアタックは、「どう行くかじゃない。いかに行かないかだ。」で終わり。

6月
薬師沢小屋の小屋開け前。けいこが太郎平小屋にいる情報をつかみ、飲みに行こうと折立へ。ただ登るのじゃつまらないからと、ヤクシ谷を遡行することに。あえて事前情報を最低限の状態で臨んだところ、先の見えないやぶ漕ぎでメンタルがやられる。

6月
大常木谷~竜喰谷の遡行で滑落、足を痛めて、どうやらもうアイスクライミングはできない模様。

8月
黒部の山賊ファンの聖地、伊藤新道へ。台風が接近していたが、普段の行いがよかったのか、絶妙のタイミングで踏破。

8月
岩井谷を遡行し、薬師沢小屋へ。かなり序盤で美しい景色にやられて幕営してしまったため、二日目の行程が長すぎ、薬師沢小屋への到着が午後8時を過ぎでけいこに叱られる。

12月
アイスクライミングができないならワカサギでも釣ったれと、ワカサギ釣りにドはまり。紅サシで指先が染まり、「職人の手みたい」とネイルきらびやかな女子から言われる。そのかたわら、安曇野への移住計画が始動。

2024年


3月
仲間が足をポッキリやってしまい、今年の夏の沢はおあずけになる予感。


4月
無事、長野へ転勤できることになった。山に行くのに高速道路を使わなくてよくなったのは嬉しいけど、仕事は辛い。

7月
ヘイズル沢にて仲間がポッキリ再び。左足の次は右足って、そんなことってありますぅ~?


8月
伊藤新道帰りの晴嵐荘でO川に出会う。

11月
いよいよ安曇野に移住完了。

2025年

2月
思い付きでカワハギ釣りに行ってみる。ひれ酒を作ってみたら、激ウマで驚いた。

6月
仲間のひとりが退職し、うらやましい・・・と思うと同時に、自分も早期退職できないか具体的に考え始める。

7月
トラウマのヘイズル沢に再挑戦し、遡行。

10月
ご縁があり、会社の人達と一緒に廻り目平でキャンプ。その後も時々、一緒に山行をするように。

11月
やたら海釣へ行き始める。

2026年

1月
安曇野に引っ越して二度目の冬。もう物珍しさもなく、ひたすら耐えるばかり。

3月
会社の人達を連れて、黒百合ヒュッテ泊で天狗岳を案内。

3月
退職の手続き開始。

5月
末日を最終出勤日とし、約15年半勤務した会社を退職。すごい節目感があった。


これって終わりが来ても誰も分からないよね。